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次週の聖書の日課『手話訳)

2010・9月26日(日) 聖霊降臨後第18主日 ルカによる福音書16:19-31
16:19 「ある金持ちがいた。
 *ある、金持ち(親指、人差し指で○=お金+ お腹が出ている動作。)

いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、
*毎日 紫(指文字ム を唇にあて右引く)衣(高価な衣服)を着て

毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。
*毎日 贅沢=金使い おいしいものを食べ  遊んで 生活していた

20この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が
*この金持ちの 家の前 (指文字)というからだ 体表面 病気 貧しい人

横たわり、21その食卓から落ちる物でも食べたいと思っていた。
*寝て  金持ちの テーブルから 落ちる ものを食べ 腹を 膨らませたいと思った

犬もやって来ては、そのできものをなめた。 22やがて、この貧しい人は死んで、
*犬が 来て  彼の体をなめた     少し後 貧しい男 死んだ

天使たちによって宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれた。
*神様に仕える人々に 抱かれて 祝いの席にいる アブラハム(指文字)の近くに来た

金持ちも死んで葬られた。
*金持ちも 同じように 死んだ

23そして、金持ちは陰府でさいなまれながら目を上げると、
*そして 金持ちは 神のいない苦しいところで、上を見ると

宴席でアブラハムとそのすぐそばにいるラザロとが、はるかかなたに見えた。
*祝いの場所に アブラハムとラザロが共にいるのが、遠くに見えた。

24そこで、大声で言った。『父アブラハムよ、わたしを憐れんでください。
*それを見て 彼は叫んだ  父 アブラハム 私を 助けて ください

ラザロをよこして、指先を水に浸し、わたしの舌を冷やさせてください。
*ラザロを使わして 彼の 指先の 水を  わたしの舌につけてください

わたしはこの炎の中でもだえ苦しんでいます。』
*私は 炎の中で 苦しんでいる

25 しかし、アブラハムは言った。『子よ、思い出してみるがよい。
*しかし、アブラハムは 言った 「思い出しなさい

お前は生きている間に良いものをもらっていたが、
*お前は 生きている間は 良いものばかり持って 生活していた

ラザロは反対に悪いものをもらっていた。
*ラザロは、逆で 悪いものばかりで 生活していた。

今は、ここで彼は慰められ、お前はもだえ苦しむのだ。
*今  この場では、彼は神の愛を受け  お前は苦しみ続けるのだ。


一言 金持ちとラザロ

 聖書は金持ちが悪いと言っているのではない。イエス様がここで教えたいのは、与えられた富を自分のためにのみ用いて、貧しい人への愛を忘れたことだ。富や才能は神様が人に預けたもの。人はその管理者であることを忘れてはいけない。
 その土地で有名だったろうに、この人は「ある金持ち」としか言ってもらえなかった。しかし、体中できものができ、犬になめられ、テーブルから落ちるパン屑で飢えを満たそうとしていたこの人は、ラザロ(神が憐れまれる)という名前で呼ばれている。
 心の貧しい人は幸いである、というイエス様の教えを思い出します。神様にむすばれるのは貧富の差ではない、神様の前に恵みを求め続ける心だ。宗教改革者ルターは、自分を「神の乞食」と呼んでいる。神様の恵みをいただかなければ生きられない存在、と自らを思う時こそ、あなたも「ラザロ」と呼ばれ、神様の国の祝宴に招かれる時なのです。

by minitayori | 2010-09-23 21:49