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キヨセタヨリ008

2012・8月19日(日)聖霊降臨後第12主日 
マルコによる福音書6:30-44

聖書 : マルコによる福音書6:30-44
6: 32 そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。 33 ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。 34 イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。 35 そのうち、時もだいぶたったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、時間もだいぶたちました。 36 人々を解散させてください。そうすれば、自分で周りの里や村へ、何か食べる物を買いに行くでしょう。」 37 これに対してイエスは、「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」とお答えになった。弟子たちは、「わたしたちが二百デナリオンものパンを買って来て、みんなに食べさせるのですか」と言った。
41 イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて、弟子たちに渡しては配らせ、二匹の魚も皆に分配された。 42 すべての人が食べて満腹した。 43 そして、パンの屑と魚の残りを集めると、十二の籠にいっぱいになった。 44 パンを食べた人は男が五千人であった。

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「礼拝に備えて」
 次週の日課には、イエス様と弟子たち、そしてその間に群衆がいる。イエス様と弟子たちがこの群衆をどのようにみているかに心を止めたい。
イエス様は今まで食する暇もないほどに、多くの人々に愛を注がれた。この弟子たちもイエス様に従って一生懸命働いたことだろう。イエス様は舟に乗って向こう岸にわたり、弟子たちに人里離れて静かな時を持つように言われた。しかし、船が着いたところには、彼らより先に来た群衆たちが待っていた。しかも、彼らはお腹をすかせて疲れ切っていた。
 弟子たちは、彼らを疎ましく思い、解散させようとし、イエス様は彼らを見て「深く憐れまれた」。この言葉は単に涙する、同情するとは違う。彼らのために内臓がひっくり返るように痛むと言う意味がある。弟子たちは5000人もいる人にとても十分な食べ物をあげることができないとあきらめていた。しかし、イエス様は彼らに心の底からの愛を注いだ。
 教会に来る人はどうだろう。一言の慰め、あなたを大切に思ってますよ、と心に思いつつ与える笑顔、そういうものを求めているのではないだろうか。牧師の笑顔、会員の笑顔の挨拶、それが互いの心を慰め、励ましているのではないだろうか。勿論、牧師の語られる福音のメッセージに満たされた人々の笑顔、愛の心。
二匹の魚とパン5つ。私のできることは小さなこと、それを神様が祝福して用いてくださる。
 「あなたは神様が造られた、たった一人の大切な人なんですよ。」そのような思いに溢れた交わりが教会に喜びをあふれさせるのではないでしょうか。
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「断想」
・一雨ごとに涼しくなるというのが、普通なら今の時期だが、一雨降って、また暑くなる、
 このような状況を繰り返している。
・冷房のあまり好きでないわたしには厳しい夏です。カメラを持って、散策に行きたいのだ
 が、どこを歩いても花の姿が見えない。庭の鉢植えか、花屋さんの店先の花ぐらい。
・店先の色とりどりの花を見ていても、日本の花が少ないように思う。名前もカタカナでなかなか覚えることが出来ない。
・でも、この時期、青い空に浮かぶ雲に見とれてしまう。いろいろに形を変え、夕日に映えて美しい。上を向いて歩きたいが、わたしの目にはよくない。でも何枚か写しています。
・暑さの中で、栗がたくさん落ちていた。実はまだ入っていないが新しい命の備えであろう。今はしぼんでいる花でも、一雨降れば新しい芽を吹く。神様の命の不思議。
・あなたの今日という日にも、神様の恵みが注がれれば、きっと喜びの芽が吹くでしょう。
イエス様の憐れみの中で、今日一日が過ごせますように。あなたは神様の大切な人だから。

by minitayori | 2012-08-18 21:30