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礼拝に備えて 5月17日 昇天主日

5月17日 昇天主日 ルカ福音書24章・44~53節
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24:44 ・・・
24:45 そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、言われた。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。
24:47 また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、 24:48 あなたがたはこれらのことの証人となる。
24:49 わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」

◆天に上げられる
24:50 イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。
24:51 そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。
24:52 彼らはイエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、24:53 絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえていた。

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「礼拝に備えて」
 今週の聖日は昇天主日、イエス様が天に帰られたことを覚える日曜日です。「しょうてん」には日本語では二つの言葉があって、教会では使い分けている。一つは「召天」、この場合は人間がその生涯を終えて神様の所に召された時に用いる。
 もうひとつは今日つかわれた「昇天」。この言葉はイエス様が天に昇られたことを現す時に用いる。イエス様は私達のために十字架にかかり、葬られ、復活し、そして昇天し、やがて神様の時が来たら、天から帰って来られる。その時には聖なる方として、罪を裁かれる。
 今は、その時に至るまでの間の時、私達にとっては、「恵みの時であり、救いを得ることができるとき」であると教えられる。
今日の昇天主日のみ言には「24:47 また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、 24:48 あなたがたはこれらのことの証人となる。
24:49 わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」
 イエス様が再度来られるまでの間に、弟子たちに与えられた命令が記されている。罪の許しを得させる福音が全世界の
あらゆる国の人々に伝えられる。そのために神様は聖霊を送って弟子たちを支え励ます、と約束される。
 これは教会への命令である。全ての人に、と言われている。私はこの言葉の中に教会に来れない障害者、特にろう者の人々のことを考えた。音楽と言葉の世界ではろう者の人々は阻害されている。教会がこの人々のことを無視していたらイエス様の最後の、弟子たちへの命令を守っていないことになるのではないだろうか。
 昔、NCC(日本キリスト教協議会)で全国の教会に対して、障害者について、またその対策についてアンケートを取ったことがある。そうしたら「私の教会には幸いにも障害者はいませんので・・」という返事がありびっくりした。
 この言葉は今の教会の一部にも聞かれることではないかと思う。人口の10%が障害者、高齢になって障害を持った者を入れればもっと多くの人々が神様の福音を待ってる。助けを必要としている人がいる、このことに心を痛め、せめてその魂の救いのために祈る心を忘れないでほしいと思います。


by minitayori | 2015-05-16 21:54