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礼拝に備えて 3月27日 復活主日 ルカ24章1~12

 3月27日 復活主日 ルカによる福音書24章1~12
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24:1 そして、週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った。:2 見ると、石が墓のわきに転がしてあり、:3 中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった。
24:4 そのため途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人がそばに現れた。
24:5 婦人たちが恐れて地に顔を伏せると、二人は言った。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。:6 あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。:7 人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。」:8 そこで、婦人たちはイエスの言葉を思い出した。
24:9 そして、墓から帰って、十一人とほかの人皆に一部始終を知らせた。
24:10 それは、マグダラのマリア、ヨハナ、ヤコブの母マリア、そして一緒にいた他の婦人たちであった。婦人たちはこれらのことを使徒たちに話したが、使徒たちは、この話がたわ言のように思われたので、婦人たちを信じなかった。 24:12 しかし、ペトロは立ち上がって墓へ走り、身をかがめて中をのぞくと、亜麻布しかなかったので、この出来事に驚きながら家に帰った。

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 「礼拝に備えて」
 イエス様から何度も「復活」について語られていたのに、墓に来た婦人たちは、空になった墓、イエス様の遺体に巻かれていた白い布を見ても、イエス様の復活を信じられませんでした。「輝く衣を着た二人の人がそばに現れて二人は言った。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。」
 イエス様が死者の中にいると思ったのは、この婦人たちの経験と理解によるものでした。信仰とはイエス様のお言葉を信じる事、自分の思いではなく、神様のみ心にゆだねることにあります。聖書の中には、自分の子供の病に苦しんでいた父親が、イエス様の助けを求めた。イエス様のお言葉をいただいたが、実際に癒しを見ないでイエス様のお言葉を信じて歩み始めた時に、そこに奇跡、娘の病気がいやされるという神様の愛と憐みのお力を見た、と記されています。
 昔、手話の学びの時に、「祈りましょう!」という歌を手話で教えました。その手話は、祈り+言う+行う、と訳しました。祈りとは、神様にお願いし、語りかけることですが、私たちの側では、祈った事を神様が一番良い方で答えてくださる事を信じて、歩み始めることです、と教えました。
 自分の理解を超えているからと言って疑い迷うのではなく、委ねて生きる者に神様は一番良い方法で答えてくださる方である事を信じて、前に向かって歩み始める事が大切ということです。
 神様のなさる事は不可思議なことが多いです。しかし、神様は必ず私達に一番良い事をしてくださる、そう信じて前に向かって歩いていきたいですね。婦人たちは、別の個所では天使の言葉、「イエス様は先にガリラヤに行っている。その事を弟子たちに伝えなさい」と言う言葉を信じて、弟子達に復活の事とイエス様のお約束を伝えました。しかし、弟子たちは信じようとしませんでした。聞く耳を持たなかった、婦人たちのたわごとと思っていたのです。
 現代でも同じ経験を私達は繰り返しています。でも、最後に言えることは、「神様のなさることは時に適って、みな素晴らしい」と信じて、喜びを持って前に進むことだけではないでしょうか。

by minitayori | 2016-03-26 20:34