礼拝に備えて 3月26日  ヨハネ福音書9章13~25節

3月26日  ヨハネ福音書9章13~25節
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9:13 人々は、前に盲人であった人をファリサイ派の人々のところへ連れて行った。14 イエスが土をこねてその目を開けられたのは、安息日のことであった。15 そこで、ファリサイ派の人々も、どうして見えるようになったのかと尋ねた。彼は言った。「あの方が、わたしの目にこねた土を塗りました。そして、わたしが洗うと、見えるようになったのです。」

9:16 ファリサイ派の人々の中には、「その人は、安息日を守らないから、神のもとから来た者ではない」と言う者もいれば、「どうして罪のある人間が、こんなしるしを行うことができるだろうか」と言う者もいた。こうして、彼らの間で意見が分かれた。

9:17 そこで、人々は盲人であった人に再び言った。「目を開けてくれたということだが、いったい、お前はあの人をどう思うのか。」彼は「あの方は預言者です」と言った。それでも、ユダヤ人たちはこの人について、盲人であったのに目が見えるようになったということを信じなかった。ついに、目が見えるようになった人の両親を呼び出して、尋ねた。「この者はあなたたちの息子で、生まれつき目が見えなかったと言うのか。それが、どうして今は目が見えるのか。」両親は答えて言った。「これがわたしどもの息子で、生まれつき目が見えなかったことは知っています。

9:21 しかし、どうして今、目が見えるようになったかは、分かりません。だれが目を開けてくれたのかも、わたしどもは分かりません。本人にお聞きください。もう大人ですから、自分のことは自分で話すでしょう。」

9:22 両親がこう言ったのは、ユダヤ人たちを恐れていたからである。ユダヤ人たちは既に、イエスをメシアであると公に言い表す者がいれば、会堂から追放すると決めていたのである。

9:23 両親が、「もう大人ですから、本人にお聞きください」と言ったのは、そのためである。

9:24 さて、ユダヤ人たちは、盲人であった人をもう一度呼び出して言った。「神の前で正直に答えなさい。わたしたちは、あの者が罪ある人間だと知っているのだ。」

9:25 彼は答えた。「あの方が罪人かどうか、わたしには分かりません。ただ一つ知っているのは、目の見えなかったわたしが、今は見えるということです。」

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「礼拝に備えて」

 今日の聖書を理解するためには、どうしても障害者問題を抜きにしては考えることができません。目の見えない人が、当時の世間でどんな状況に置かれていたかです。

 「この人が目が見えなくなったのは、親が悪いのですか、それとも誰か罪を犯したのですか。」この言葉は、弟子たちがイエス様に尋ねた言葉です。同じような考え方は日本にもありました。私は自分の生活の中で体験しました。40年間の、ろう者伝道担当牧師としての働きの中でも、何度も体験しました。

 イエス様のお考えは違いました。「この人が見えなくなったのは、神様の栄光が現れるためです」とおっしゃいました。

 旧約聖書では、神にささげる物は瑕疵のないものだけと考えられていました。障害を持っているという事は満足なものではない、瑕疵のあるものと考えられて軽蔑されていたのです。

 人の一生を考えてみましょう。人生90年と考えて、誕生の最初は、食事もできず排泄も自分ではできません。人の助けなくしては生きられないのです。そして70~80歳になって身体が衰え、身体だけではなく頭の方も幼子帰りをします。貴いのは心身ともに健康な時だけだと考えれば、自分の人生の三分の一は、生きる意味がない事になってしまいます。

 その障害を取り去って、今生きていることを通して神様の栄光を表すように用いてくださる方がいる、そう思うと、体が動かなくなっても命ある限り、生きることに意味を見出すことができるのではないでしょうか。日課の目の見えない人は、「あの方が罪人かどうか、わたしには分かりません。ただ一つ知っているのは、目の見えなかったわたしが、今は見えるということです。」と、彼を蔑視する人々に答えました。

私達も、どんな状態になっても、今日の命を与えてくださった神様に感謝しながら「ただ一つ知っていることは、今生かされていることです」と、信仰と感謝をもって生きたいと思います。神様が今日の命を与え、用い、神様の栄光を表してくださいますから。


by minitayori | 2017-03-25 15:34 | Trackback | Comments(0)

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