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「みにたより315」

「みにたより315」

 ある本の序文に、「神は、等しく万人に24時間と言う時間を与えられた。富める者にも貧しき者にも。しかし、過ぎ去った昨日の24時間は、再び手にすることはできない。明日の24時間はまだ手にできない。今手にしている今日の24時間をいかに有効に使うか。人生はその収支決算報告書である」と書かれていました。確かに、万人に等しく24時間が与えられている、と言うことは事実です。あなたもわたしも同じです。国や貧富や老若、男女の違いはあっても、一日24時間には変わりありません。その24時間をどう過ごすかが問題なのです。

 自分のここ数年のことを考えると、忙しい忙しいと言いながら、物探しに時間を費やしてしまい、あっという間に一日が終ってしまった、という反省ばかりです。そう言えば、「忙しい」と言う字は、「こころが滅びる」と書きます。大切な24時間を過ごすにあたって、いらだったり落ち込んだりして24時間を終わらせたくないとつくづく思います。

 聖書の中にタラントのたとえのお話があります。(マタイ251430聖書は、タラントの差を数字上では、5,2,1と書いていますが、それは個人差、優劣の差として取り扱ってはいません。神様にとって大切なことは、多いか少ないかが問題ではなく、預けたものをいかに有効に、精一杯用いて生きてきたかが問題とされています。人生の収支決算報告書は、神様に提出します。与えられた24時間と一回限りの人生を、自分の満足のためではなく、神に喜ばれ、人に役立つものとして過ごしたいと思います。その時、神の国で語られるあなたへの言葉は「忠実な僕よ、よくやった!」なのです。
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 人生に残されている時間は、皆限られています。焦ることなく、与えられた一日一日を大切に過ごし、最後の時は、感謝を持って終えることの出来るような人生でありたいものです。


by minitayori | 2017-08-12 21:27