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キヨセヨリ014

キヨセタヨリ014
2012・10月14日(日)  聖書 : マルコによる福音書10:1-16
10:1イエスは再びいつものように教えておられた。 2 ファリサイ派の人々が近寄って、「夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と尋ねた。4 彼らは、「モーセは、離縁状を書いて離縁することを許しました」と言った。 5 イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。 6 しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。 7 それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、 8 二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。 9 従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」
 13 イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。 14 しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。 15 はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」 16 そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。
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「礼拝に備えて」
 次週の日課には、イエス様を「離婚の是非によって」試そうとするファリサイ派の人イエス様の問答と、もう一つ、幼子を連れてきた人々を叱った弟子たちに憤りを持って語られたイエス様の教えとが語られている。
 当時、律法の教えによって、簡単に離婚させられ、家から出される女性がいたと聞く。料理がまずいなど、些細な理由で、また男の身勝手とも言うべき理由でも、それが可能だった。イエス様は、律法は神への愛、人への愛がその基本であると、教え、結婚もその教えを土台にして祝福されたものであると教えられる。
ある時、ホテルの結婚式を頼まれた。練習に行って式文を見てびっくり、イエス様の大切な教えが改ざんされていた。「神が合わせられたもの・・」か削除されていた。私は大切な言葉だから、と入れて結婚式をしてきた。ホテルの結婚式場からは、再度の依頼はなかった。
 幼子が登場する。幼子は労働力や役に立つかどうかでは、非常に不利は立場に置かれる。しかし、イエス様は「神の国は、この幼子のように、素直に神の国を受け入れるものでなければ、決して入ることはできない。」
受け入れる。働いてきた手話の世界では、「信仰」と言う言葉が大きな壁となった。信仰、信じる、この当然分かっているはずの言葉を、具体的にどういうことと考えて手話が出来て行く。「具体的に」どういうことかいくら考えても分からない。イエス様はこの難問に答えてくださる。幼子のように「受け入れる」こと、自分の知識でいろいろ理屈を加えないで、そのまま神様のお心を受け入れること、それが信仰だと言われる。
ファリサイ派の人々は律法をあれこれ考えすぎ、神様のお考えから、遠く遠く離れてしまった。それは弟子たちも同じであった。イエス様に従いながら、イエス様が愛されるものを見失っていた。
どんなに弱く、無力で会っても、神様は神様の恵みを求めるものを決して見捨てることが無い神。放蕩に身を持ち崩した息子を、戸口に立って待ち続ける父。見失われた子羊を、見つけるまで探し続けられる善い羊飼い。その神様の愛は、今もあなたに向けられている。あなたは神様の大切な宝。いつまでも!。

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「断想」
・朝夕は涼しく、秋の到来を実感させてくれる。落ち葉も増えてきた。まだ紅葉は早いと思っていたが、紅葉の一部に、本当に一部だけ紅葉しているところを見つけた。珍しい現象だった。
・しかし、まだ秋の花はこの近くにはあまりない。でもコスモスの花が咲いていた。昔、長野にいた時、一カ月に一度、駒ケ根で集会、さらに先の宮田村にまででかけ、老姉妹の家で家庭集会を開いていた。
・讃美歌を歌い、聖書のお話をし、祈りをした後、手作りの姉妹得意の料理を御馳走になった。80余歳と70余歳のお二人が前の日から一生懸命料理をしていてくれた。そこには味の中に、愛・喜びが加えられていた。
・雪の日には玄関から入れないほどの雪が積もっていた。今は施設に入っておられると聞いたが、幸せで会ってほしいと願う。
・その帰り道、中央アルプスの美しい山々、そして休耕田にはコスモスが咲き乱れていた。清瀬駅の鉢植えのコスモスを見て、雄大なアルプスに囲まれた長野を懐かしく思いだした。
・身近で見えるものが、昔の事を思い出させてくれる。苦しいこと、悔しかったこと、悲しかったこと、いろいろあったはずなのに、振り返って思い出してみると皆懐かしい。苦しみ、痛みが感じないと言うのは、神様の特別な恵みですね。

by minitayori | 2012-10-12 20:52