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礼拝に備えて 12月13日 ルカ1章26-38節

12月13日 待降節第3主日 ルカ1章26-38節
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誕生が予告される
1:26 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。
1:27 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。
1:28 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」
1:29 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。
1:30 すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。
1:31 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。
1:32 その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。:33 彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」
1:34 マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」:35 天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。:36 あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。
1:37 神にできないことは何一つない。」
1:38 マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。

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「礼拝に備えて228」
 マリアは天使のお告げに対して、「どうして、そのようなことがありえましょうか。」と答えています。マリアは「まだ男を知りませんのに。」とごく自然な形で、その天使のお言葉に対して、自分の知識から答えています。
 ある礼拝でお話したことですが、「人生にはいろいろな坂がある。登り坂、下り坂砂利の坂、などなど。一番越えにくい坂は何でしょう?」という質問をしました。説教の中だったので、まじめな信徒の人々は何を言うのだろうかと、きょとんとしていました。
 私が、その坂は、「まさか」と言う坂です。と種明かしをしたのですが、会堂にいる人々は、説教でこのような話がされるとは思わなかったのか、誰も笑ってくれませんでした。初めてのこの教会での説教の時だったのです。
 いつも真面目な先生の立派なお話になれている教会で、たとえとはいえ冗談(?)はまずかったと心で赤面しつつお話を続けました。場を読めなかった失敗談です。
 しかし、今日の聖書の日課のマリアさんの反応は、まさに「まさか」と言う、思いがけないことに出会って、信じきれない人間の弱さを伝えています。その(まさか)に対して、天使は「神にできないことは何一つない」と、この出来事が神様の御心の中で起こったことである事を話します。
 私達の人生には、「なぜ?」「まさか!」と思える出来事に出会うことが沢山あります。「神にできないことは何一つない」と言う天使の言葉は、神様が人生の「まさか」
と思える出来事を通して、何か大切な出来事を始めようとしていてくださる、ということを覚えていたいと思います。
 私達の出来るただひとつの事は「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」と言うマリアさんの言葉に尽きるのではないかと思います、
この悲しみ、苦しみ、逆境は、神様の御心を行うためにあなたにくださった神様の御心、そこにはきっと神様の深い愛と助けが添えられていることを思い、「お言葉どおり、この身に成りますように」と祈りつつ、応答できるように心を備えて生きましょう。
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by minitayori | 2015-12-12 17:18