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ミニタヨリ230

「ミニタヨリ230」
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 朝夕の風が冷たくなりました。ここ練馬の自宅近くには川越街道があり、広い道を秩父下ろしの冷たい風が吹き抜けていきます。
イチョウの葉もほとんど落ちてしまいました。ずいぶん前になりますが、長野県の飯田で教会と幼稚園の仕事をしていました。園庭には樹齢数十年のイチョウの大木がありました。園児たちが木登りをしたりして楽しんでいました。
イチョウの木は何も言わずに、幼稚園の100年の歴史を、園児たちの成長を見守ってくれていました。
大雪の時にはこの木の根元から、雪を集めて即席のゲレンデを作り、園児たちがスノーボートで滑り降り、時にはひっくり返って雪だらけになっていました。しかし、午後には溶けて周囲が水たまりになりますが、園児たちはそれでも泥にまみれて遊んでいました。
そのゲレンデを作るのは、園児たちがお部屋にいる時間、私が一人で汗だくになって頑張っていました。そのころ遊んだ園児たちは、大学生、または大学を卒業して立派な社会人になっています。
このイチョウの木で思い出すことはいろいろあります。秋のひと時、この木の下に立っていると、黄色の葉がさらさらと体に触れて落ちてきます。周りが瞬く間に黄色の絨毯のようになり、その中に立ちすくむのが好きでした。
最も、その後の落ち葉の始末が大変でした。ビニール袋に入れてゴミに出すのですが、落ち葉とはいえ肉厚の葉はなかなか箒では集まってくれません。集めても重くて、集積所に持ってゆくのが大変でした。ゴミ焼き用の窯の中に入れても煙が出るだけでなかなか燃えません。
悲鳴をあげていたら、畑を持っている方が、肥やしにするからと貰って行ってくれました。畑や果樹園の木の下に撒いて、腐葉土を作るのだそうです。
イチョウの葉が、夏には日陰を与え、子供の遊びに用いられ、落ち葉になって新しい命の役に立ってゆく。自然の営みの素晴らしさを思いました。自分の人生はその様な日々であったかどうか。
神様が用いてくださった人生なら、一日一日がきっと何かの役にたったであろうし、これからも感謝してこの身を捧げて生きるなら、きっと神様は一番良いように用いてくださることを信じ、平安と喜びを持って日々を生きていきたいと思うこの頃です。
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by minitayori | 2015-12-19 20:56