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ミニタヨリ231

「ミニタヨリ231」
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年末、体調を崩して細かいパソコンの字を見るのが辛く、めったにない経験だったが、ミニタヨリを一回休ませてもらった。と言うより、少し休養をいただいたと言う方が正しいかもしれない。
いよいよ今年最後の日になって、新しい年の準備をするときに、まず教会讃美歌49番を思い出す。是非紹介したいと思ってブログに掲載することにした。
この讃美歌を作詞されたのは、江口武憲先生。私が牧師になった時、最初の一年間、私の指導牧師になってくださった先生であり、また初代のろう者伝道委員会の長として、いろいろ教え、助けてくださった先生だった。
シャープな美しい言葉で説教された。時に自宅に呼んでくださり.牧会の心を教えてくれた。先生は足が不自由だったが、あるときこんな話をしてくださった。「僕の若いころは、信徒の家を訪問するのに歩いて訪問した。靴を何足か履きつぶすくらい歩いて牧会したものだ。牧師の仕事は、訪問にあり、訪問が教会での説教のベースになり、信徒の方々の生活状態を知って、初めてその人にあった説教ができる。」と教えてくださった。
それから30年ほどして、私は長野から熊本教会に転任した。100年続いた教会の牧師の中に、5代目の牧師として江口先生のお名前があり、先生から洗礼を受けた方も沢山おられた。信徒の方々の中に先生の教えが深く浸透しているのを感じた。
 私が熊本教会にいる時に、先生は天に召されたが、お葬儀の時に参加者に配られた小冊子の中に、教会讃美歌49番の秘話が記されていた。
そこには「自分のために5節を作った。」と書かれていた。(教会讃美歌には4番まで載っている。)
 5番
  この世での仕事を果し
  召し給うみ声聞くとき
  あわてずに身を整えて
  主のみ顔仰げるような
  生き方を今年はしよう
 
40年の牧師生活の中で、元旦礼拝は一年のはじめになる大切な礼拝として欠かさず守ってきた。そしてこの讃美歌に出会ってからは、必ず元旦礼拝と次の日曜日にはこの讃美歌を歌うことにしてきた。
 しかし、告別式の日に配られたこの小冊子に出会い、5番があることを知って、その歌詞の中身を知ることによって先生の真摯な信仰に出会ったような気がした。
 「自分のために5節を作った」と書かれていた5番は、先生ご自身だけではなく、すべての信徒のあるべき姿、これからの指針になる大切な教えが記されていると思った。先生は召されたが、讃美歌を通して信仰の大切な心は語り続けられるだろう。願わくは、皆さんに5番があることを知ってほしい。
「この世での仕事を果し/召し給うみ声聞くとき/あわてずに身を整えて/主のみ顔仰げるような/生き方を今年はしよう。」新しい年が与えられることを感謝しつつ、この5番のような心を持って、日々心安らかでいたいと思う。
 新年、皆さんの上に神様のお守りと祝福がありますように!!

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by minitayori | 2015-12-31 21:02